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玉湯町観光名所VR 弁慶岩

[掲載日]2020.06.10
[玉湯町観光名所VR 弁慶岩]
[松江市玉湯町、弁慶岩、観光地]

武蔵坊弁慶は豪快・剛力の人物として知られており、今でも弁慶にまつわる伝説が全国あちらこちらに存在します。
 この大岩は昔、弁慶が下駄の歯の間に挟まったものを対岸の宍道湖北岸から蹴飛ばしたらここまで飛んできたという説と、この地区の宍道湖南岸から蹴ったものが対岸に飛んで行き、その時のかけらがこの大岩であるという2つの説があります。さらに後者の説には続きがあり、石を蹴ったときに弁慶が勢い余って膝をついた際にできた窪みの跡が田になり、それを「膝つき窪」と言ったという伝承もあります。
 この大岩は宍道湖南岸の地域で産出する凝灰質砂岩で、地元では「来待石」と呼ばれるものです。来待石は加工しやすい石材で、古くからかまどや臼などの生活用品に使用されたり、石段や石塔までもつくられています。なかでも「出雲石灯ろう」は国の伝統工芸品に指定されています。

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